1996年1月、長崎の証言の会の集会で、鎌田定夫代表委員が 「長崎平和研究所」設立の構想を発表、各方面の支援と参加を訴えました。 この研究所は、長崎の数百年にわたる海外交流と信教の自由、原爆被爆という独自な 歴史的体験と文化を担う被爆者と市民に依拠する、自主的な民間平和研究所として構想され、提唱者による資金(5000万円)以外には何らの公的財政援助もないまま、設立準備を開始しました。 同年8月、爆心地から1キロ、浦上駅近くの民間の建物を購入、研究所として改装、1階を長崎の証言の会と高校生平和ゼミの事務局および小会議室、車庫等に当て、2階を平和研究所、 宿直室、事務所等に当てました。 この間、長崎および全国からの参加・支援を訴え、12月8日から3回にわたる準備会を重ね、 1997年1月12日、「研究所規定」、「設立宣言」を採択し、正式に発足しました。1月26日には 創立記念シンポジウム「長崎で平和を考える」と祝賀会を開催、実質的スタートを切りました。 年間約500万円の運営費を生み出すために、研究員会費(年会費 1万円)、
賛助会費 (年会費 個人一口5,000円 団体一口10,000円)のほか各方面に支援基金を募り、
さらに研究誌『長崎平和研究』や『ながさきガイドブック』の発行・普及に努めています。
●本研究所は次の5領域を研究活動の視野に置き、特に核兵器廃絶と核被爆 戦争被害問題の研究に重点をおいています。 A.戦争と核被害,核兵器・軍備問題の研究 ●2003年度現在の主な役員は次の通りです。 [所長]川原紀美雄(長崎県立大学) [副所長]大矢正人(長崎総合科学大学)、舟越耿一(長崎大学) [研究員会議議長]芝野由和(長崎総合科学大学) [顧問]石田忠(一橋大学名誉教授)
☆あなたもぜひ「賛助会員」にご参加ください。 (1)研究所の総会構成員で、出版物(『長崎平和研究』『長崎平和研究所通信』、 ☆賛助会員に申し込みたい方は、こちらへ!! |