長崎の証言の会のあゆみと展開

 1968年春から夏にかけての被爆者実態調査を契機に、長崎の被爆者・市民による証言と原爆告発の運動が始まりました。
以来30年余にわたり『長崎の証言』(年刊、季刊)『ヒロシマ・ナガサキの証言』(季刊)をはじめ数多くの証言集を刊行、原爆問題研究や平和教育運動等に参加し、幅広い市民の共感と支持を得てきました。

 被爆後50余年、高齢化がすすむなかで、かけがえのない歴史の証人たちが次々に亡くなりつつあります。
おたがいの戦争体験・原爆体験・戦後体験を見つめ、一切の差別と抑圧、戦争と原爆を告発し、ヒロシマ・ナガサキの声を全世界に浸透させていくことは、今や核戦争阻止・核廃絶の運動の中心的課題となっています。
 年刊10年、季刊3年の『長崎の証言』、5年半の季刊『ヒロシマ・ナガサキの証言』刊行、という3次にわたる証言運動の成果を引き継ぎ、「証言の灯を消すな!」という全国の被爆者・市民の熱い期待に応えて、1987年より第4次証言運動をすすめています。1997年に再結成された「広島の証言の会」とも連けい・協同します。

  


「長崎の証言の会」会則

第一条 この会を「長崎の証言の会」とよび、事務所を長崎市内に置く。

第二条 この会は、私たちと私たちの家族や友人、知人たちが受けた戦争と原爆の残
    虐性と非人道性を告発・証言し、一切の核兵器の禁止廃絶と世界平和の確立
    被爆者の救援、被爆体験の継承と連帯の強化をめざして、思想や党派のちが
    いをこえた自主的民主的市民運動をすすめる。

第三条 この会は、前条の目的を達成するために下記の事業を行う。
  1.世界平和・原水爆禁止と被爆者救援に必要と考えられる記録や作品・資料の
    収集・整理及び刊行に関すること。
  2.原水爆の惨禍及び平和問題に関する調査研究と学習。
  3.被爆者の救援及び戦争体験・被爆体験の継承、連帯強化に関すること。
  4.証言誌『証言ーヒロシマ・ナガサキの声』、『長崎の証言双書』
    会報『ヒロシマ・ナガサキ通信』等の発行、その他目的達成に必要な事業。

第四条 この会の目的に賛同する個人をもって構成し、特別の財政援助者を賛助会員
    とする。

第五条 この会の代表は代表委員をもってし、その下に運営委員会及び事務局をおく

第六条 1.代表委員、運営委員(若干名)及び事務局長、事務局次長、
      会計監査(2名)を会員の中から選出し、その任期は毎年11月の総会
      から1年間とする。ただし再任は妨げない。
    2.全国各地に地方委員(若干名)をおく。

第七条 この会は顧問若干名を委嘱することができる。

第八条 この会の経費は、会費、寄付金、事業収入、その他の収入をもってまかなう
    会計年度は11月1日にはじまり翌年の10月末日までとする。

第九条 この会の会員はつぎの会費をおさめるものとする。
    1.会  員 年額4千円
    2.賛助会員 年額1口5千円以上

第十条 この会の年間活動方針や収支決算、役員改選は11月の会員総会でおこない
    日常の運営は運営委員会・事務局ですすめる。会議の運営は全員一致を原則
    とする。

(付則) この会則は1978年9月30日より施行する。

(改正92年6月)


長崎の証言の会役員

[代表委員]内田 伯、浜崎 均

[事務局長]末永 浩

[同次長]草野十四朗、下平作江

[運営委員]今田斐男、尾畑正勝、鎌田信子、崎田昭夫、谷口稜嘩、
      中村謙一、広瀬方人、増田 馨、松尾幸子、松尾初恵、

       溝口昌喜、森口 貢、山口真樹人、山田拓民、
      吉田孝子、吉田桂子、吉山秀子、和田耕一

[地方委員](東京)大内要三、小野寺信吾、吉田一人
      (埼玉)田中 照己 
      (富山)石崎千鶴子、鈴木明子
      (静岡)杉山秀夫
      (京都)中谷 猛
      (三重)伊藤孝司
      (大阪)豊後レイコ
      (兵庫)石原佐記男、川崎紘平、木村良夫
      (広島)篠垤 潔
      (福岡)伊藤 普、森 重人

[会計監査]三浦正俊、安永美恵子

[顧問]秋月辰一郎、田口健二、横山茂樹

(2003年現在)


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長崎の証言の会事務局アドレス

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